メギド72イベントのネタバレ感想。9章についても触れちゃってる。今回リアルタイムで感想ログを残してた。
テーマがテーマでかなり思うところあったので、色々考えてしまった。そのまとめです。
あとは終始インキュバスにデレデレしたりヘレシーさんが好きなヴィータ過ぎたりベルナールが好きな男過ぎたりした。
それぞれの事例
センシティブ警告が出ていたのである程度の覚悟を持って臨めたので助かりましたが、今回かなり精神的にキツかったです。シナズ初回時もキツかったぐらいなので、単純に私が現実を連想しやすい話題にかなり耐性がない。
それぞれの都合やタイミングで最悪の状況が引き起こされ、今までの人生を失った人達はこの悲しみや苛立ちや不安をどうするべきか。
どうしたら最悪の状況を防ぐことが出来たのか。最悪の状況を起こさないために、世の秩序のために、絶対の正義を定めることはできるのか。
昔からずっと考え続けられていることだと思うのですが、はっきりとした結論は未だ誰も出せていない(結論が出せても理想論でしかなく実現には至っていない)話だと思うので、本当に難しい。
プロローグの時点でだいぶ気が重かったです。
でも「男C」がカイムであることに気づき、「男B」がベルナールだと分かった後で「少女A」もただ名前を伏せるために付けられたわけではなく頭文字だったのはなんかすごいテンション上がった。
少女Aの事例
盗賊、町長、武器屋、自警団に町の人々。
盗賊の事情については分からないけど、わからないからこそ結局ハルファスは誰が悪いのかどうすれば良かったのかを悩み続けるしかなかったんだよね。
相手が悪いって決めちゃえば早いんだけど、背景を知っている人が多いと「あの人も何か大変な背景があってこんな行動をとったのかも」って考えちゃうしそうするともう誰も非難できない。
今回ハルファスは町の人の不安もわかるし、お父さんが自分のために仕事で武器屋をやっている身として悩んでたのを分かってしまっていたから、色々考えて……ってところまではわかるんだけど、それで「私がいなくなることで昔みたいな平和な町に戻ってほしい」って旅に出て行けるところは凄すぎるんだよね。
決められないことは多いけど、もうこの時点で大切な判断をすっぱりして行動できちゃうんだよね。なかなか出来ることじゃない……。誇ってほしい。
しかも「周りからの視線や態度を受けて自分がつらいから」とかじゃなくて、「元のみんなに戻ってほしい」ところから出ていく決断をするんだよね。誇ってほしいその優しさと行動力。
ベルナールや領主はシナリオ読みながらかなり性善説を信じてる人だなあと思ってたんだけど、今考えてたらハルファスもかなり性善説を信じてるかも。
ハルファスはもう十分考えて悩んで出ていく決断をしたから、それ以降あまり事件について考えないようにしてたみたいだけど、「思い出したくないかすらわからない」ぐらいに考えないようにしてたっていうのはやっぱりダメージが大きすぎて悲しい。今回ハルファスは受け止めなきゃいけないことも多かったし。
ヘレシーさんの告白の件もそう。
『罪滅ぼし』のこと「ハルファスが居なくなってほっとしてしまったこと」についてだと思ってたら「殺したのは俺なんだ」が出てきて叫んじゃったよ、事故ではあるんだけど。
ヘレシーさんが失ったものが人より少なかったのは事実だろうし、だからこそ他の人よりハルファスに優しくできてたんだろうなと思ってたら『ほっとした』が言われて、その上さらに『殺した』も出てくるの、衝撃だよ。
ヘレシーさんの告白を聞いてハルファスは絶対ヘレシーさんのこと責められないし、そのうえで「殺してくれ」って頼むヘレシーさん本当ずるかった。罪悪感に耐え切れず告白しちゃうの、本当に普通の人って感じだった。
悪魔ではあるけど埋葬を提案したぐらいには優しいアリンちゃんのままだってわかってたはずなのに、「悪魔なら殺してくれ」「親父さんの武器で殺されるなら本望」っていうのは本当にヘレシーさんは自分が楽になることしか考えてない。
ハルファスが『それをしたほうが…ヘレシーさんは楽になるの?』とか優しすぎてそんなのハルファスは楽になれないじゃん!ってなっちゃった。
「私はヘレシーさんに死んでほしくない」って返し、良かったね。
「殺した」なんていうから悪い想像ばかりしましたが事故で少し安心しました。
告白を聞いた時点では、最悪の場合「ヘレシーさんは動かないアリンちゃんに話しかけ続けていたのに、アリンちゃんに付いていかず町に留まっている決断をした。ということはこの時点で彼は町の人にそこまできつく当たられてはいなかった。つまり町の共通敵扱いになっていた武器屋の主人を殺したことで一種の英雄的な地位にいたのでは……」と不安になっていたので。
ただこの告白聞いてヘレシーさんの『ほっとした』の意味もだいぶ変わって怖かった。
罪悪感の原因がまるまる村からいなくなったらそりゃホッとするでしょ。
でもハルファスが出て行ってから村人に異を唱え続けたあたり、罪悪感がなくなることはなく本当に一般的なヴィータって感じだった。
私には彼のこと責められん。
死んでしまったアリンちゃん改めハルファスのため、今度こそ何かしようと行動するヘレシーさんは本当にすごかったし、良かったです。
これがまた悪いほうに転がったら泣いちゃうかも!と思ったがヘレシーさんは真っ当に小さな行動を起こして、その上で町の人たちはすぐには変われない、っていうのリアルで好き。やろうとした勇気に意味があるよ。すごいよヘレシーさん。
ヘレシーさん、本当に普通の人間って感じでかなり好きです。
もうひとつの事例
男Bと男Cの事例。
これもどうすればよかったのかなんてぜんぜんわからないよ。
カイムさんは選択を間違えたと思っていたけど、この状況からスタートじゃ難しいでしょ……。
どうすればよかったのかを考えるにしても、自分が生きる時代で出来る範囲が限られ過ぎてるよ。
ただ社会や世界の被害者が加害者に回るとき、「この世への恨み」が全て個人への加害として表れることがあるのはそれは本当にそう。オリアスも言ってたけど全員敵なので……。
この世への恨みが作る加害、9章の局長の偽物のことちょっと思い出した。
収容所の人が解放されて、審問官と無関係の人々が巻き込まれて、こうやって連鎖していくんだよ人の負の感情。って感じあった。実際にさらにベルナールが引き継いだわけだしね。
トルケーの惨劇での「審問官の存在を受け入れて平穏に暮らしてた人も同罪」あたりは本当にきつかったです。
だからこそアリンちゃんのときも町の人々に異を唱え続け、ハルファスのためにトルケーの町の人を説得したヘレシーさんは本当にすごい。間違ったこともするし上手くいかないこともあるけど行動起こしたことが本当にすごいんだよ。
ハルファスの事例とカイムの事例を繋ぐパーツだからかヘレシーさんの話こっちでもしてしまう。
ベルナール
私がめちゃめちゃ好きな男です!!!!!!
真面目で正義感が強く、視野が狭くなりがちで頭が固い。
今回はこれに加えてトルケーの惨劇で出来た後頭部の傷(実際に脳に影響があったかはともかく)、そしてセリエから聞いた悪魔の存在。かつての友が悪魔であったという衝撃もあったんだろうな……。
元々持ち合わせた性質と体験と情報が合わさって、このような結果を招いたこと本当に残念に思います。
拷問官に関しては、実際に嗜虐趣味があったか善意で行動していたかは言い切れませんが、ベルナールはわりと本当に正義感で行動してると思いましたね。
まあ私の贔屓目かもしれませんが。
ただトルケーの惨劇前から、審問官がいる街で育ち、義憤に駆られて領主を殺してしまうぐらいなんだからちょっと、行き過ぎるところはそもそもあると思う。
殺した後も『俺は、自分がしたことを間違ってるとは思ってない』って言いきっちゃうくらいなので。
このあたりはバラムが言っていた『正義を自称するヤツほど、どんな残酷な事でも平気でやりやがる』の代表だ……。
そんなベルナールが、自分と同じ立場であると推測したカイムに話しかけるの理解できます。
やっぱり行き場のない感情をぶつける先を探していたんだろうと思った。
自分の助けたかった相手はもうみんな死んでしまったから、領主も殺してしまったから、それでも変わらない世界を変えたくて、まだ生きているかもしれない誰かの大切な人を助けることが彼にとっての救いだったのかもしれない。
あと自分自身がかつて領主を殺したから、それで収容者たちにもその選択を与えたかったんじゃないかな……。
でもベルナールは「身近なたくさんの人間が連れていかれた」側の人間であり、自分がひどい目にあった人間ではないからトルケーの惨劇であんなことになってしまったのかも。
被害の種類が違う人同士では、気持ちは図れなかったってことだと思った。
収容者同士は共感し合い、共通の敵に対抗することでお互いの心を慰めたけど、そこに当事者じゃないベルナールとカイムが出てきたら……この二人ちょっとややこしい位置にいますもんね。
ただベルナールとカイムは同じ種類の被害者だったから共感し合い、だから友になったんじゃないかな。いや、これはちょっと嫌な言い方か……。
普通に無条件の友でしたって言ってあげられたらいいのかもしれないけど、でもこの二人は背景があまりにも強いから……。
『お前に憑いている悪魔は俺が祓ってやる…それがかつての友としての務めだ』『俺に賛同こそすれ、俺を否定するはずがない!』『そうやってすべてを見透かしたような口を利くな…!悪魔の分際でっ!』『黙れっ!』『俺はお前を救ってやることはできないというのか…』『俺がお前を…救ってやる…!』
などの台詞を浴びれて本当にずっとイーーーッヒッヒッヒ!!!みたいな笑い声しか上げられませんでした。
友だから諦めきれずにカイムに構い続けたのも本当に大好き。
ヴィータの愚かさを認められず、一生をすべて審問会に捧げて、その結果救われない点も含めて大好き。
カイムも言ってたけど、人の姿のままでいてほしかったよね……。ヴィータ同士で解決しなきゃ意味ないよ。
ベルナールがまともに対話が出来る状態じゃなかったからこんな結末になったの、二人の結末としては悲しい。
ベルナールに最後ヴィータとしての意識があったかはわからないけど、最期に見たのがカイムの炎で「やはり悪魔だった」と思っただろうし、『「審問会」の問題を解決するのはヴィータでなくてはありません』って言ってシバと契約したカイムの覚悟を裏切って化け物になったベルナールを見たカイムも虚しかっただろうし、この二人の終わり方すれ違ったままの感じ哀しい、大好き。
このあたりはフルカネリ残党のせいでもあるけど。
フルカネリ残党との今後楽しみ
セリエが言っていた「ヴィータは増え過ぎた」「増えたバカな連中を殺せる」のあたりは、バラムの言ってた『人と人を「分ける」行為』そのものでは?
あと人と人を分けると、結局その中からさらに人と人を分けて、さらに人と人を分けて……ってどんどん差別的になってしまうし。
等級制だった町とか、まんまそれだったのかな?異端の中でさらに分けられて扱いが違かったのは。
まあ領主にまでこれを言われちゃうと私はちょっとここもう少し考えたいところなんだけど……。
セリエの人類を間引くという考えに関しては、誰を間引くかという選択が発生してしまうところが良くないんだよね。少し前に映画『キングスマン』を見たときにめちゃめちゃ思いました!
無能な人間は死んでもいいって問題でもないし、自分と自分に似た思想の人を残してそれ以外を殺すのも論外だし……。
まあ私自身は人類全員滅んだ方が良い派なのであまりこの辺言えないんですけどね。
フルカネリ残党とどう決着するのか楽しみ。
それぞれの正義
これどうしてもずっと考えてる。
ベルナールはヴィータの善性を信じているからヴィータの愚かさを悪魔のせいにし、領主も同じようにヴィータの善性を信じているから本来の審問会を復活させようとした。
なんかこう……色々悲しい。
そういえばカイムがベルナールに『「知る」ということはまったく残酷な結果を生む…』と言っているのですが、トルケー中央部5-2のタイトルが『無知は罪なるか』で、ほう……となった。
ベルナールは思考停止してるし、領主は領主でちょっと信じすぎというか、そもそも楽観的ではあるのかな……。「活動を続けていればみんな自分が間違っていると気付いてくれる」のあたりとか。
でも「迫害を取り締まったところで迫害は消えず巧妙に隠蔽されていくだけ」「まずは救うこと」っていうのはわかるから、難しい。
もちろん迫害を取り締まる方も必要だけど、保護の方が緊急だと思うし……。確かに今回の保護するだけしてって状態だったのは良くなかったかもだけど。
あと「誤った異端審問活動の抑制のため名称は変えなかった」っていうのもわかる。間違った活動に名前を受け渡したままなのって嫌だし……。
一緒に活動してくれる人にもうちょっと良い人が付いていれば良かったと思う。
まあそもそもフルカネリ残党に唆されたベルナールが来た時点でか……。書簡も届かなかったし。
今回バラムの言った『俺たちが審問官どもと戦うのはヤツらを「救う」ため…そういう「建前」ができる』についてはめちゃくちゃ「え!!?」って言っちゃった。
「どんな善人でもこの事態を招いたのは領主」「領主には責任がある」はそう言われるとそう。
ただ『領主は「異端」のヴィータを』『審問官は悪魔憑きのヴィータを』とそれぞれの救いたがっているものの話が来て、「審問官を救うためという建前」ってそれに合わせたかのような表現が出てきたらそれって通用していいのかな……!?と思う。フルカネリ残党も本人らはメギドを憎んでるけど、周りにはヴィータ寄りの「建前」を使って上手く商品を売ってるわけだし……。
俺らのこれって同じ文脈で正当化されて良いの!?俺らって正しいの!?領主が駄目なら通用しなくないか……!?
本人も「建前」って言ってるし正当化されてるわけではないのかもしれないけど、マルコシアスへの正義の話や領主への台詞があった上で……こう……。
それともその「建前」は嗜虐趣味で行動してるかもしれない拷問官への意趣返し的な意味合い?
最後カイムとベルナールの会話で『それとも、そんなものは建前にすぎず新たな「異端審問会」は殺戮をするための組織でしたか』って台詞でも「建前」という単語が出てくるんだけどバラムの台詞がチラついてしまった。
あと誰も何も突っ込まなかったのが一番怖かったんだけどよく考えるとそういうメンツでもないな……!
ヴィータの行いを許してないバラムがほぼ指揮とってたわけだし、オリアス(あとカイム)もそういう目に遭ったわけだし、マルコシアスが賛同するのはわかるし……。ハルファスはまだ考えてると思うしインキュバスは「俺の女」のこと考えてると思う。
単純に私がバラムの出してくれた『不幸中の幸い』の案に対して「よっしゃやってやろうぜ!」とは乗れなかった、という話ではあります。
そういう意味では人と人を分けずとももう分かれてしまってるとも思う……。
まあヴィータに手を出したら大問題なんだからそりゃ幸いなんだけど……。
あと自称審問官に赤い月や凶星の話を出されると私はごめんなさい……しか言えないし。
悪魔について
ベルナールがフリアエと領主捕まえたところの『この世界には悪魔に取り憑かれた者たちが数多く存在するのです…』の台詞聞いて「これ悪魔に取り憑かれてるのはお前じゃい!ってオチが来るんだろうか」って思ってたら本当に言われちゃってなんとなくあぁ〜……となった。
ヴィータの方が「悪魔的」の話もそうなんだけど、『ヴィータは周囲や他者という環境の影響を受けやすい』って言われても「まあどうせメギドもヴィータ体模倣すると魂が影響受けまくりますけど……」という感情が勝ってしまう、すみませんメインストーリー読んでから永遠に恨み節になってしまうメインストーリーで話が進むまで許してください。
『私たちメギドの残虐性は所詮、「個」の資質ですから』……。所詮。
あと『メギドも罪を犯せば牢屋にブチ込まれることもあるが…こいつらは何もしてねえんだろ?』とかも、なんか……メギドラルもそこまで変わらなくない……?になった。
『誰の心にも芽生え得る邪な衝動』を悪魔とするのは確かにまあそうなんだけど、人間っていうのは……人間っていうのは人間……うーん、あまり言葉がまとまりません、人間大好き!
選択について
最後カイムはハルファスのことをうらやましいって言ったけど、結局生きてる限りは何かしらを選ぶからなあ~と思った。選べなくても選択に締め切りはくるし、そのとき「選ばない」ことを選択してるはずなんだよな……。永遠に先延ばしにすることが出来ない問題の方が多いはずだから。
「選ばない」より「選ぶ」選択の方がリスクが高いからカイムはそう思うんだろうけど、でも選ばなければ世界は変わらないし……。
あと「明確にしない」ことと「選択しない」ことを「選ばない」という言葉でひとまとめにするのは難しいのかも……。
というかカイムさんもベルナールの考えに乗っちゃったのかもって自覚があるってことは、「自分で選ばなかった」という感覚だけがあるんじゃないかな。「ベルナールの判断を信じる」という選択をしたことを後悔してるのかもしれないけど……。
ハルファスがすでに選んでいるというところは本当に五億回ぐらい頷いた。
本当にそう。他にもいろいろ選んでるよ!ハルファスは自信もって!!
はみ出した感想
封印99ターンめちゃめちゃ喜んだ。何もしてないのに湧き出るフォトンは最高!
ベルナール、自分も似顔絵で判別してるだけのくせに「悪魔憑きだと気付かないんですか?」みたいなスタンス取ってるの面白かった。
拷問官も「悪魔を追い出すためには悪魔の憑いてる場所に穴を開けなくてはならない」からの『お前に取り憑いてる悪魔はどのへんのいるんだろうなあ…?』(わからないんかい。穴開けたいだけか〜?)だし審問会はもうめちゃくちゃ。
あと審問会の本部の方々はちゃんと審問長に報告してから行動したらどうでしょうか!インキュバスに力使われた女はともかく、ほかの部下は……。
酒とかを保存する穴にぎゅうぎゅうづめにされてる5人ちょっと可愛すぎなかった?詰めすぎ!!
今回バラム見ててめちゃめちゃ忙しそうだ……(他人事)になった。
メンツがメンツだからか色々仕切ってもらって感謝。
単独行動してたところ好き。
あと個人的に本部の仕掛け無視して壁に穴開けるとこめちゃめちゃ良かった。
バラムとオリアスの会話のところすごい好き。
オリアスも起きたことを淡々と語ってる感じ。客観的というか。
あとはサンムーンアタックとか、オリアスの料理食べたらすぐ吐き出せるのにねーとかは、ちょっと笑った。
同行メンツにマルコシアスさん居たの個人的にすごいハラハラした。
彼女の正義についてそういう危うさがかなりあるのは本当にそうなんだけど、私はそういうところもやっぱり好んでいるのでなんとも……最初の出会い方とかも好きだし……。
頭を重点的に狙います!は笑ってしまった。マルコシアスさんのどや顔いつでも大好き。
カイムが本当にタフ過ぎて良かったです。
拷問や暴力などの描写や状況にも程度はあって、今までのと比べると完全な悪意とかからではないっていうのもあるんですけど、それでも吊るされてる状態でベルナールのこと煽れるの強すぎる……。
あまりにもカイムがタフ過ぎるのでベルナールがキレたときに「お!やるか!?拷問で解決する気か!?」って私が勝手にイキりだしたら直後カイムが気絶しちゃってハァッ……!?ご、ごめん……ギリギリじゃん……って血の気引いちゃいました。ごめんなさい。
カイムさんの態度がずっとあの感じなの、すごい良かった。
ベルナールについても彼のことを最後まで信じ友として扱ったの良かった。ベルナールも、カイムのことを信じなかったけどずっと友として扱ってたし(友にする仕打ちではないだろ正気を疑うが)。
フリアエさんの立場今回本当に良かった。
最後まで全然会えなかったのは寂しかったですが、プロローグや領主との会話本当に良かった。
自力で抜け出した方が良いなと判断したところといい、「不安がヴィータの善性を失わせた」「悪魔にすべてを押し付けたいという感情があるうちは伝わらない」とか根本的なところを冷静に判断して、今回起きてることについては先に行動してたソロモンたちに任せた感じ好き。
あと『説明は後だ 今はわたしを信じてほしい 頼む、キミを守りたいのだ』が人生で言われたい台詞上位過ぎてウオオオオオオ!になった。言われたさ過ぎ!!!!
インキュバスがあまりにも良すぎてインキュバスが出てくるたびに「インキュバス……♡」しか言えなかったです。
8章でインキュバスの女になり戻れないところまで来ています。
インキュバスが視界に入ってないときには何とも思ってないのにインキュバスが視界に入ると「インキュバス……♡」しか言えなくなるの完全に力使われてるんですよ勘弁してください。
インキュバス今回も「野郎には興味ない」と何度も言うんですけど、『俺の女』のためなら気にかける範囲が全域にめちゃめちゃ広がるの好き。
なかなか出来ることじゃない……良すぎる。
あと女に力使ったりと大活躍で良かった。あれ「途中で我に帰ったらどうすんだ」って言われてたけど、なかなか我に帰れないんで安心していいですよ……と思った。
リアルタイムログ、本当に全部「インキュバス……♡」になってる。あとわりと毎回間違えてるけど、インキュバスは9章ではなく8章ですよね。(はい。)
ちなみにベルナールもそんな感じ。
これ取り憑かれてるだろ。