冷凍庫のメモワール

アイスパリパリ委員会

出会って即婚約に驚愕されるタイプのディズニー映画

金曜ロードショーで『アナと雪の女王』がやってましたが、「会ったばかりで結婚を!?」と驚かれるヒロインといえば『魔法にかけられて』のジゼルも思い出す。

 

というわけで最近ディズニープラスに追加されてたのを知り観ました。
「何で続編決定してるのにディズニープラスに無いんだ……!?」とずっと待ってました。好きな映画です。

日記です。『魔法にかけられて』とついでに『アナと雪の女王』のネタバレへの配慮は無いです。

 

今までのディズニー映画のオマージュというかパロディが多くて「これあの作品だな……!」ってなれるのが大好き。
「歌声で動物を呼び家事を手伝ってもらう」「街中で突然感情を歌い出す」を現代ニューヨークでやるおとぎ話のヒロイン、本当にめちゃくちゃ過ぎるし(やっぱ最初の方はナンシーの件もありもうやめてよ〜……になるけど)それに突っ込む弁護士の主人公好き。

現代とおとぎ話が混ざって間をとっていく感じ本当に好き。お互いに影響を受ける二人好き。
おとぎ話のハッピーエンドが好きな身としてはおとぎ話や夢物語や運命というものを全否定されるとウグーーッ!!てなるけど、私は現代人なので「永遠の幸せなんて無いだろ」「努力したって報われないときはあるだろ」と思っているんですよね。
だから夢は叶うっていう物語が好き。努力が報われる話も好き。

 

「真実の愛のキスはこの世で最も強力な魔法」っていう言葉が『魔法にかけられて』にはありましたが、『アナと雪の女王』も真実の愛で救う話でしたね。そっちは姉妹の愛で終わったのも良かった。

ジゼルとエドワード、アナとハンスは確かに出会ったばかりなんですよ。でもジゼルとロバート、アナとクリストフも出会ってそんな経ってないんだよな〜……というのは気になるところだからね……。いやその二人大して変わらないでしょ感がどうしても出てくるんですよね。

アナと雪の女王』での、ハンスはアナを好きじゃなかった!クリストフはアナが好き!じゃあハンスが駄目ならクリストフ!の流れは初見時「ふ、振り回されている……愛に……」って感じて妙にショック受けてたけどエルサを助けるためにアナが走り出し、離れてた時期もあったけどお互いに想い合ってた二人に真実の愛があったのは良かったね〜!と喜びました。氷も誤解も解けて。

ハンス王子は少なからず家庭環境によってこういう野望を持つようになったんだろうなーと思えるような形になっているけど悪役だったから、「心が凍っているのはあなたの方でしょ」って言われてしまうので、と、と、と、溶かしてあげて……誰か……になってしまう。
ハンス王子は国自体は上手く運用出来ていた感じだったのでなんか……いや上手く言えないけど、金曜ロードショーで見ていたらやっぱり悲しくなっちゃったな。
あと曲が良過ぎるので。「とびら開けて」が本当に大好き過ぎるんですよ。悲しい。
どこにも出口のない日々から健全に抜け出せたなら良かったんだけどね。

魔法にかけられて』のエドワードはロバートの恋人だったナンシーと結ばれて良かった。
こっちはこっちで残されたもの同士がくっつく都合が良いお話ではあるかもしれないけど、でもこの映画はこれが良かったなと思ってます。
ナンシーはロマンティックで可愛い女性かつ自立していて気遣いも出来て、五年も付き合っている恋人の家にバスタオル一枚の知らない女がいても恋人の言うことを信じて許してあげられる本当に良い女性だったのでこれで幸せにならなかったらこんなの嘘じゃん……になってしまうので……。
エドワードもナンシーも悪役では無いっていうのはありますが。

 

魔法にかけられて』の一番好きなシーン、「想いを伝えて」の歌がはじまるところです。
素敵な音楽、素敵な歌詞、素敵なミュージカルシーン、最高。

突然歌い出してやめてくれみんな見てるになるのもミュージカルパートへの現実的な突っ込みで笑うけど、結局始まって知らない人がたくさん参加するミュージカルっていうのが、本当、大好きだな……。
王子の歌がキャンセルされるのも面白くて好きだ……。

今までのディズニー映画に突っ込みつつしっかり夢だらけの話で好きだ……。
続編どうなるんだろう。