冷凍庫のメモワール

アイスパリパリ委員会

わたしだけ見ててね

NEEDY GIRL OVERDOSEのエンディング回収を終えて取っ散らかった思考整理(ネタバレ)です。やっぱりインターネットやめて一緒に暮らしてほしい。

Data0を経て、あめちゃんのこと五億倍好きになっちゃったしもう完全に好きでおかしくなってきてしまった。

 

あめちゃんの承認欲求の強さ、全く理解できてなかったしJINEとかぽけったーとかピへの反応見てると理解出来ないところが多かったんだけどData0見て色々考えてるうちに完全に共感と好感で一杯になり、完全におかしくなってきた。同棲しないか、本当に……。部屋は別々で、一日に一回も会わなくてもいいから……。

私も偶像崇拝スペシャリストだし、架空のお姉ちゃん(赤の他人)と一緒に暮らした思い出を5年以上の間温め続けてる(結末はずっと決まっていて、お姉ちゃんは最終的に私の知らないひとと結婚して家を出て行き、「いつでも遊びにおいでね」と言ってくれるが私はお姉ちゃんにもお姉ちゃんの人生があることを理解してしまい色々とショックを受けてそれ以来連絡することはない。)し……。

 

あと『INTERNET OVERDOSE』、初めて聞いた時これ私のための歌だろ……になってたけどData0見てからあめちゃんに届いてほしい曲すぎる曲になった、超てんちゃん、あめちゃんの救いになって…………。

素の自分じゃ認めてもらえるはずがないから理想の偶像を作ったけど素の自分も救われたいし、自分で自分を認めることも出来ないから自分のことを導いてくれる存在が欲しいけど生きた人間って総じてゴミだってインターネットで過ごしたなら理解しちゃうし、それに愛おしさを感じたりもするけど、キラキラした女児アニメを信じて育った理想の高さも相まって結局理想の存在を自分が作り上げてそれに救われる構図を作ることで救われようとしてないですか?

まあ……救われなくても生きてしまえてるんだけど……。

 

 

Data0から見て今までPCの前に座っていたのはあめちゃんで、ピは妄想上の人物でってことをまず仮定に……したいんですけども……。

 

自撮り垢でもこのくらいのフォロワーいたし顔で到達できるレベルだよみたいな発言あったと思うんですけど、顔が可愛い自覚はあるし自信もあるし、でもその承認じゃ意味なくて作り上げた超てんちゃんというキャラクターでリトライしたの、これ自撮り垢の時は時で別のピが存在してたかもしれないんだよな。プロデュースしてたかはともかくピに近い何かはいたでしょう……。
この時も多分虚無になって(Un)Happy End Worldの時みたいになっちゃったんじゃないのかな。100万行って、30日走り抜けるって目標が終わったら急に冷めてきちゃったエンド。

いやこれピは自分の絶対的な味方として心の支えとして用意した架空の存在だと思ってるんだけど、配信は現実なのか、それともこれすらインターネット上のシミュレーション的なものなのか、配信についてのところがなかなか捉えにくい……。

Data1〜3は存在しない記録とした方が自然なのかな……。

あめちゃんがゲーム内の存在だとは思わないんだけど、あめちゃんがやっていることはゲームじみているというか……。

 

Rainbow Girlについても、最初見たとき「あ、プレイヤーに語り掛けてくるパターン!」って思ったんだけど、薬でキマっちゃってるのだけ気になるんだよな。

自分がゲーム内のキャラクターだって気付いたなら、もう一個手前のウィンドウで出てきてもいいはずなのに、超てんちゃんはライブ配信の画面の中からでしか話しかけてこなかったの、これ結局ウェブカメラを見て話してますよね?

普段から自分がゲームのキャラクターだったら……とか考えてたのがそのまま現実と混同しちゃったんじゃないの……。
私は超てんちゃん(あめちゃん)がゲームの中の女の子という設定じゃないと思いたいから、そう考えてしまう気持ちもあるんですよね。
現実と妄想の違いが判らなくなった時、ピももう何の効力にもならなくてもうわけわからん上位存在を作り上げて逃避するしかなかったんじゃない?ちょっとODとか薬とかのもたらすあれが分からないんだけど多分妄想みたいなあれじゃない?
自分のモニターにくっついてただけなんじゃない……?
パソコンってあったかいじゃん……。

ちょっと私主題歌の元ネタを把握できてないので元ネタありきでそういう歌詞に都合合わせてるってことなら的外れな発言になってしまうんですけど、それでも歌詞に「神様なんていないよ」って入ってるのにゲーム内で神様に語り掛けてるのはなんというか、やっぱりその語り掛けてる相手ってそういうんじゃなくて、超てんちゃんが一人でおかしくなってるのを見てるプレイヤーってだけでこの液晶画面は通じてないと思うんだよな……。
それとも超てんちゃんってぽけったーの写真や配信画面の中のインターネットでしか存在出来ない存在なのかな?

それともこれはあめちゃんから分離して超てんちゃんだけが次元を超えたのかな……。
あめちゃんはプレイヤーの世界に干渉してほしくないという感情がどうしても邪魔をする。

 

ピが存在しないなら、ベッドで花火打ち上げまくってたNymphomaniaよりも愛の過剰摂取でおかしくなったOs-Alienの方がちょっとキツイかもしれない……。
Os-Alien、元々耐えきれなかったのはあめちゃんのほうだし、「きっとあなたしか受信できないの」が一人で完結しちゃったと思うとヒェ〜……。

 

私はINTERNET OVERDOSEのエンディングが一番好きなんですけど、結局これって一番Data0の状態に近いというか、ピの存在がほぼ無いですよね。溶けてる。モルフォ蝶。

なんか二人して気が狂ってるなとか思ってたけど、ピが存在しないならまあ妄想上のピを保てるような脳の容量が消えちゃったんだろうし「どうしてピも止めてくれないの」が一番しっくりくるというか、なにかがうまくいかなくなってそれを誰かのせいにするしかなくて「なんで誰も(特定の誰かではない)○○してくれなかったの」って言う人はたくさん見かけるけど、それがピという文字に置き換えられただけだなみたいな……。

そういう意味ではピ、味方でありながら全部ピに押し付けるために作られた感ある。
偶像を演じる自分が失敗したらあめちゃんに直でダイレクトダメージ来るけどピを間に置けばわたしはピの言うこと聞いてただけ!ピがわたしを愛さなかったから心の支えになってくれなかったからって出来るから。

まあ実際あめちゃんは一人だからプレイヤーが指示厨しなくても全部どうにかなっちゃうんですけど。

このあたり本当好き。
あめちゃん、ピとしてゲームやってる間「私のこと大して好きじゃないよな……」と感じ始めてから好きな女になっちゃったんですけど、結局やっぱ私のこと好きじゃないじゃん!
強い自己否定を抱えながら自分しか愛せないでしょこの女……。

 

あのData0の絵から見るに超てんちゃんという存在は別にピと一緒に考えたわけじゃなくて小さいころから、それこそリアルに世代で女児アニメ見てた時に考えたオリキャラのようなもの、理想を描いたものなんじゃないかと思ったんだけど、小さい頃はまだそんなに自分と理想が分離してなかったんじゃないかと思って、友達みたいな距離感だったのが学校でうまくいかなくなりインターネットにはまり世の中と自分を知った上で偶像化しちゃったのかな……。

 

私は名前だけ知ってるみたいな状態だったから特に思わなかったけど、にゃるらさんを知っている人たちが超てんちゃんやあめちゃんからにゃるらさんを感じ取ってるの、この時点でこの人たちにとってはこのキャラクターたちは偶像としてはちょっと機能しづらいのかな~みたいなあれがあって、なんか面白い。
私は偶像って、必要最低限の情報でのみ作られるものだと思うし(聴衆が得る真実は少なければ少ないほど良い)、その点あめちゃん演じる超てんちゃんごとプレイヤーからは「解像度が高い」って言われてたわけだからどっちもは取れないのかもしれないな……。

そもそも承認欲求を満たすためなのもそうだけどそれプラスであめちゃんが自分の中の善性やらをかき集めて、自分を含めてみんなを救うインターネットエンジェルを作り上げたかったのは本当だと思ってるから、なんというか。

配信活動を通して偶像として作り上げられてる途中だったよな……。偶像ではあるけど、プレイヤーから見た偶像としては作られていないかもしれない。

 

Needy Girl OverdoseのNeedyって、元の言葉っていうよりneed (必要)と2Dをかけた言葉だと思ってるんですけど、これにオーバードーズって続くの本当めちゃめちゃ失敗感出てて嫌だ、超てんちゃんを演じること、自傷行為