冷凍庫のメモワール

アイスパリパリ委員会

『レギオン』を観ました。

シーズン3まで観て、デヴィッド・ハラーの戦いの結末を見終えました……。
この記事内ではストーリーについてのネタバレは避けてます。

ムーンナイト4話で大混乱してツイッターで調べてたらレギオンを薦めてる人が何人かいて気になったから見てみました。

ムーンナイト4話よりかは全体的に見やすいと思った。
ムーンナイトは4話で突然ああなったので5話が来るまでずっと混乱してた。
でも面白いからムーンナイトもおすすめ。

 

ギオンは「統合失調症と診断されていたデヴィッドは実は強大な力を持ったミュータントで、今まで幻覚や幻聴だと思っていたものは現実だった」というところから物語が始まります。
こう書くとまあよくあるような物語に聞こえるけど実際そんな単純な話でもなく、映像の突飛さも相まってすごい滅茶苦茶なドラマでした。

私はめちゃめちゃ大好き。
ホラー的な演出や綺麗な映像も多くて良かった。
あと破壊シーンも多くてすごい良い。
好きな要素だらけだった。

突然のダンスシーンも多くて楽しかったです。
シーズン2でダンスバトルもする。
私は洋楽に詳しくはないけど知ってる曲も何曲か使われてた。
シーズン3でラップバトル始まったときは大はしゃぎしてしまいました。
やはり男ならラップで勝負。

愛や、善悪や、恐怖や妄想や病についてなど、人間の精神や思想や脳についてずっと語っているような感じもかなり好きでした。

 

登場人物も良かった。

私はケリーとケリーが特に好き。
英語表記だと綴りが違うらしい。

1つの体の中に2人の人間がいるキャラクターだけど、多重人格とは違ってどちらも実体を持っている。
体を共有してるけど基本の体は男性のケリーで、女性のケリーはその体の外に出てる間しか年を取らないから男性のケリーよりかなり若い。

不思議な関係の二人だけど最初から最後まで何もかも好きな関係性でした。

あとはクラークさんもかなり好きです。
職業柄つねに危険と隣り合わせなのでわりと散々な目に遭ってたけど、夫といるときは幸せそうで、レギオンの登場人物の中ではかなり健全な幸福を得ていたようで良かった。

 

最終回まで観終えると、解決すべき問題についてかなり現実的に冷静な結論を出した上で、非現実的な手段で解決したなあ……という印象。
私はそういう現実的な物語大好き。

あと愛の物語だったんだなと思った。
作中の愛の解釈はかなり好きです。
(あとシーズン3の5話での挿入歌も好き。)

これを踏まえたうえで作中で散々描かれたデヴィッドの人生について考えると「あ~あ!」と叫びたくもなる。

しかし愛に救われるよりかは救いがあったのかもしれない。