冷凍庫のメモワール

アイスパリパリ委員会

映画『BLUE GIANT』観ました

ネタバレはある感想。

映画館で聴きたかった〜!
劇場で予告を何回か見てて行こうと思ってたんだけどタイミングが合わなかったの悔しい。
めちゃめちゃ良かった。

初ライブと最後で演奏してた曲、予告で使われてたのもこの曲だけどこの曲本当にかなりめちゃめちゃ好き。すぐに引き込まれる。
というか何気にビラ受け取った最初のお客さんが最後もいた気がするし、みんな聴きに来てくれててこういうの本当に好き。

光がすごい綺麗で見てて楽しかった。ステージの光。あと反射。顔にかかる照明がいろんな色で楽しいし金色が眼鏡とかグラスに反射するのもすごい好きだ。

雪祈が雪の中で突然空を仰ぎ出会った頃を振り返り始めた時点ですごい嫌な予感してたんだけど正直言うと事故のシーンでなんか感情が無になってしまいそのままエンディングロールを迎えてしまった。本当に申し訳ないし悔しい。

でも大の捉え方進み方が本当にかなり好きで、電車でいつも似てるソロだって雪祈に言うシーンとか、フェスで音も聴いてないのに呼ばれたってわかったときにはっきり宣戦布告する大も好き。
初ライブの玉田さんとか、雪祈が「人を馬鹿にしている」って指摘されたシーンとか、なんで俺に厳しく言わないんだって玉田さんが怒るシーンもすごい好きでめちゃめちゃ良かった。
3人が微妙にズレていくシーンが特に本当にかなり好きだ……。

玉田さんが平さんに褒められてるのめちゃめちゃ嬉しかったし、成長するドラムを観に来てるって言われてるシーンも玉田さん良かったな〜!! になった。全員主人公だ。

音楽のあり方として理解出来るというよりは、芸術家がこうあってほしいっていう私の理想だな、って大に対して思いながら見ていたから大のことすごい好き。
「熱くて激しい音楽だから」って大の話に対してなるほどな、それは良いよねってなった。
芸術というものがそもそも独りよがりだと本当に嬉しくなってしまう。
商売や商品としての芸術に矜持を感じるのも尊敬するし嬉しいけども。