冷凍庫のメモワール

アイスパリパリ委員会

ホラー映画についてまだ考えている人

前半に映画『変な家』のネタバレを含む。

【061】変 ―ニュース!オモコロウォッチ! - YouTube

↑聞いた。

がっつり現場行くホラー映画になったことに対して「座ってるだけでは間が持たないから」って意見見かけるたびにそんなことないけどぉ! って思うんだけど、『この動画は再生できません』とかもドラマだから映画より時間は短いけどずっと座って動画見て喋ってるだけだし、不思議な話を前にゆるゆるっと緊張感のある掛け合いするやつってめちゃめちゃ良いでしょって私は思うからなんだけど、だからオモコロウォッチで永田さんが最初の方で言ってるのわかるって思った。

現場に行ったシーン含めて、雨宮さんっていう映画オリジナルキャラクターのYouTuberがYouTuberらしく体張って無謀なことする(最後の方は確かに何もしてないけど)ホラー映画としてはやっぱめちゃめちゃ面白かったと思うんだよな……の気がするんだけど、ちょっとウォッチパーティーでワイワイ観れるタイプの映画にはなってるのかもしれないから多分そういうつもりじゃなかった人が多いっぽい雰囲気を察知してなんか申し訳ない気持ちが勝ち感想記事でなんか微妙に濁してた。

なんか映画観た後にうっかりツイッターで色々と話題を見てしまい面白いとも言いづらい……になりツイッターで意見をスクリーンタイムギリギリまで見て精神に異常をきたしてたんだけど他の人が話してるのみるとじゃあ私も普通に面白いって言って平気だったかになりにゅるにゅると喋り始めてしまうの本当に良くない、だからインターネットやめろとあれほど。

栗原さんと雨宮の友情に関してもわかるわかるってなった。
無鉄砲無策の雨宮をあそこまでサポートしてもう手伝えませんって言いながら何度も助けてくれる栗原さんありえないぐらいいい人でずっと「めちゃめちゃ良い人じゃん……」になってたからラストで雨宮さんがお礼というか用意してくれてて良かった。

雨宮があまりにもホラー映画のYouTuberすぎるのと、栗原さんが親切すぎることばっか気になって栗原さんのこと全く変だと思えなかった。
序盤のパフェは汚いな……と思ったけど(崩してから組み立ててない?)、あそこまで知り合いを大切に出来るならちょっと変なことぐらい些細なことだろ雨宮は栗原さんのこと変な人とか言ってないで大切にした方がいい。

 

チェンソー振り回しシーンが好きだ……。
ここ絶対ストーリー上の意味なく付け足されただろって感じ強すぎて大好きなんだよな……。
よろよろ……って左右に外してちょっと面白くなっちゃってるのにあの一瞬しか出てこないチェンソー振り回しシーン本当にあそこすごい本当に笑顔になっちゃった。
まあでもここを面白がってることにも申し訳なくなって結局帰宅後に無になってたんだけど、原宿さんの「滅茶苦茶にしたかったのかなぁ」ってとこの話聞いててなるほど〜になってた。
もっと吹っ切れた方がいいみたいなことは私は観た時には思わなかったんだけど、吹っ切れ方が微妙な吹っ切れ方してたからそういうギャグなのか失敗したホラーなのかそもそも原作への敬意がみたいなことになって他人の意見に幅が出てそれを見てた私が無になってたのかもしれん(人の意見を見るな)。

斉藤由貴さんは本当に良い……。
本当に斉藤由貴さんめちゃめちゃ良い……。
私が母親キャラ好きすぎるのもあるけど本当にめちゃめちゃ良い。

驚かすやつ、お婆さんのところは本当に私が観たときも映画館全員ビビってたし私も一番ビビった。

柚希の首傾げシーン初見時は不穏なのにあとで正体がわかると本当に謎すぎて面白くなってしまうし、それで雨に濡れながら家を訪ねてくる柚希ちょっとへんてこな面白さと可愛さがあって私も好き。
家に突撃するの、売られてる家が汚すぎるとかYouTuberすぎるとかで、良い。
普通の家なのに間取りが変って話だと思ってたのが家着いた途端あれだと普通の家じゃなさすぎて本当にちょっとふふってなるし雨宮は仮面つけたり外したり忙しいの好き。
こうなってくると平然と盗撮してるお隣さんが一番引っかかるみたいなところあるな。

 

驚かしてくるシーンは置いておくとして、私が普通に楽しんでたのってこれがホラー映画っぽいホラー映画だからみたいなところある。

私がホラー映画はそんなに好きでもないと言いながらお決まりみたいなホラー映画は好きなのって、ホラー映画のお約束ってほぼギャグみたいなところがあるからというか……。
映画『キャビン』とかそういう……。
ホラーとコメディは紙一重とも言うけど私はその限りなくコメディ寄りの部分を好きなんだけど、でもこれがホラーとしての楽しみ方とは自分で思ってないからこの点でもホラー好きとは自称できないっていうのがあるというか……(まだ言ってる……)。

なんか私がホラー映画を好きって言うと「怖い話が好きです。一番好きなのは寺生まれのTさん」って自己紹介してるような感じになるから、それは自分の中ではちょっと違うみたいなあれがあって……。

もしかしたら一般的にB級ホラーって言われるような映画を好んでるのかもしれないんだけど、これも私は自分で自称できなくて、何故なら私にはどの映画がA級かB級かなんてわからないため……。
またうにゃうにゃしてるけど何も自称しなくていいぞ、はい。

あと私はホラー映画のお約束をギャグとして楽しんでるけど、これが楽しめるのって地盤に偏見とか思い込みとかうまく言えないけど何かがあるからこれも普通に楽しんで良いのかちょくちょく不安になるんだよね。
『 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の冒頭で人が死ぬシーンですごいショックを受けたときに、ホラー映画冒頭モブ死シーンをモブの属性によっては楽しめないということは私は無意識に死んでいい人間を選んでいるということ……!? ってへこんで精神に異常をきたしててまあ今はもうそれは一旦無視することにしてるんだけど、でもなんかそういう……『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』観た時にそれをまた少し思い出した。
『ミッドサマー』の時も思った。
「殺されるキャラクター属性」を認識して楽しみに出来るのってなんか……どうなんだ……って突然へこみ出した時期があった。
ホラー映画で罰当たりな人間を見るとはしゃぎ出してしまう……。
よく考えたらホラー映画自体そもそも人が死んだり傷付くのを娯楽として作られてるみたいなところある(そこまではっきり言うとちょっと違うかもだけど)し、大半のホラー映画は「ここ楽しんでいいシーンですよ!」ってわかりやすく出してくれてるから有難いし、あまりそこ気にするとホラー映画自体楽しめなくなるし……みたいなのはあるので一旦無視をね……。

それにフィクションと現実は別なので……。
って話をすると今度「自分は無意識に現実の問題をフィクションとして捉えてしまっているのでは」ってへこみ出すからもう無限ループ過ぎるので全部無視してほしい頼むから。

でも変な家で本当に怖がってる人の感想見てると、私はホラー映画苦手な人と比べるとホラー映画好きな方だけど、ホラー映画好きな人の前でホラー映画好きですとは言えないってことかも。
というかホラー映画以外でも基本全部それ。